FC2ブログ
TOP > 特別な「大般若経」
 ← 阿蘇山ロープウェー今昔 | TOP | 孤独な作業

リストマーク 特別な「大般若経」 

2010年03月18日 ()
西巖殿寺奥之院には、他では絶対に手に入れることができない大切な大切な「大般若経」があります。

テレビのニュースなどで、お坊さんが蛇腹のように折り曲げた仏典をバラバラバラッと左右に流している様子を見たことはありませんか?
あの仏典を「大般若経」といい、なんと全600巻からなるもので、数あるお経の中で最もありがたいものとされています。

ご祈祷・ご祈願を行う際にこのお経を読みたいところですが、なにしろ600巻もあるものを全部読んでいたら何日あってもご祈祷にたどり着きません。
そこで「転読」といって、偈文を唱えながら大般若経の主となる部分をバラバラと左右に流すという形になったのが現在の形です。


奥之院の「大般若経」の何が特別なのかというと、それは信者さんの「心」です。
ある敬虔な信者さんが、7年もかけて一文字一文字書いてくださったものを使わせていただいているのです。

大般若経

その信者さんは、大般若経を書き写す前にいつも水で体を清め、夜中の静かな時間に心をこめて書いて下さったのだそうです。
この「大般若経」を見たとき、私は「究極の写経だな」ととても感動しました。
仏門に入っている私でさえ、とてもではありませんができることではありません。
これこそ信心の賜物なのだな、と手に取るたびに背筋が伸びる思いです。

今年も4月13日(火)に西巖殿寺で「阿蘇山観音まつり」が開催されますが、そのときにもこの大切な「大般若経」を使わせて頂きます。

大般若をバラバラと転読することでありがたいお経によって風を起こし、その風を体に当てることで魔よけの加持祈祷になります。
1年の無病息災を願い、今年は是非「阿蘇山観音まつり」へ大般若経の風を受けにいらして下さい。
[2010.03.18(Thu) 10:29] 今日の奥之院 | Trackback(-) | Comment(-)
↑TOPへ


 ← 阿蘇山ロープウェー今昔 | TOP | 孤独な作業

奥之院へのアクセス

プロフィール

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

カレンダー

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ランキング